卒業生の輝き☆24

先日、前年度イベントの実行委員として活躍した卒業生が本学に遊びに来

てくれました。

 1名は進学、1名は認定こども園、1名は児童養護施設で働いています。今

の仕事や学生時代の思い出について笑顔で話してもらえ、とても安心しまし

た。

 以前、担当の先生が先ほどの卒業生のひとりの母校に近況報告に行った際

イベントの役員の中心となってとても頑張っていると御伝えしたところ、進路

担当の先生が驚かれ、高校時代はとても大人しく人前にでる人間ではなかった

と、成長をとても喜んでいたというお話を伺いました。

 園の運動会、お遊戯発表会、遠足などいろんな行事は、子どもたち、教職

員、保護者や地域の人々などみんなで協力し楽しみながら子どもの成長を実感

することができます。

 しかし、練習や準備などは、園の先生方にもご負担がかかります。

 そのため、保育者の勤務環境改善のため、園の行事を減らしたり、簡素化し

ているというお話も伺いました。しかしながら、行事を減らした結果、先生方

がやや無気力になったとの話もおききしています。

 その一方で、卒業生の就職先の園訪問においては、卒業生が運動会の行事を

担任し、乗り越えたことでとても前向きに勤務し、成長のきっかけになったと

のお話を伺いました。園の行事を乗り越えることによる小さな成功体験は本人

の自信につながると思います。

 本学は、幼児教育、保育の専門の短期大学であり、学内行事や幼児教育研究

会など、学友会や実行委員会など学生が主体で運営しております。附属園の園

児や保護者、来校者を楽しませるだけではなく、学生自らもみんなで楽しめる

ように工夫し合い企画や運営を行っていることに教職員としてもとても感心し

ます。

卒業後も笑顔で、本学で体験し学んだことを糧に、子どもたちの笑顔あふれ

る園作りに貢献してもらい、保育者としての職業に喜びを感してもらいたいと

思います。